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「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差

同脆弱性は別名「SessionReaper」とも呼ばれている。報告者や外部セキュリティベンダーからはより高い緊急性が指摘されており、温度差が見られる。

eコマース分野向けのセキュリティサービスを提供するSansecは、攻撃シミュレーションで悪用の可能性がある手法のひとつを再現できたとし、これ以外にも複数の経路が存在する可能性もあると指摘。

脆弱性が悪用された場合は、eコマースサイト利用者のアカウントや、条件次第でサイト全体の乗っ取りが可能になると危険性の大きさを強調した。

「Magento」において、これまでに判明したなかでも、もっとも深刻な脆弱性のひとつとも表現。脆弱性の報告者も、潜在的にリモートよりコードが実行されるおそれがあるとし、できる限り早急にパッチを適用するよう呼びかけた。

またSansecは、これまでのAdobeの対応として、9月4日に一部利用者に緊急修正を非公開で伝えていたことを明かしている。

(Security NEXT - 2025/09/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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