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米当局、Linuxカーネルの脆弱性悪用に注意喚起

米当局は、「Linuxカーネル」の既知脆弱性「CVE-2023-0386」が悪用されているとして注意喚起を行った。

現地時間2025年6月17日、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」を更新し、「CVE-2023-0386」を追加した。米国内の行政機関へ対策を促すとともに、広く注意を呼びかけている。

「CVE-2023-0386」は、「OverlayFS」サブシステムにおけるファイルの所有権に関する不適切な管理に起因する脆弱性。2023年に明らかとなり、修正が実施されている。

ローカル環境で脆弱性を利用することで、本来権限が制限されているファイルを実行することが可能となる。

CISAでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.8」、重要度を4段階中2番目にあたる「高(High)」とレーティング。注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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