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学校でグループウェアを操作ミス、アンケートや成績など流出 - さいたま市

さいたま市は、市内学校において、グループウェアから生徒の個人情報が流出する事故が発生したことを明らかにした。

同市によれば、2025年4月24日、教諭がグループウェア上にアンケートを作成した際、結果一覧表が全生徒から閲覧できる設定になっていたもの。翌25日のアンケート実施中に生徒が気づき、教諭に報告したことから判明した。

流出したのは、「心と生活のアンケート」の結果547人分。氏名や学年、学級、悩みや困りごとなどの回答が含まれる。

さらに同校では2024年1月25日に実施したテストの成績一覧が、グループウェア上で生徒が閲覧できる状態だった。

156人分のテスト結果で氏名、出席番号、点数、偏差値が含まれる。2025年5月22日、生徒がグループウェア内に成績一覧のファイルを見つけ、教諭に報告した。

いずれも、グループウェアや電子採点ソフトに関する知識、理解が不十分で設定を正しく行えていなかったという。同校では、全生徒と保護者に経緯の報告と謝罪を行った。

(Security NEXT - 2025/06/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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