既知脆弱性による「FortiOS」侵害の新手法 - 初期経路封じても被害継続
同社内部のテレメトリや外部機関との協力により、今回判明した攻撃は、特定の地域や業種に限らず展開されていると説明。影響を受けた可能性のある顧客と個別に連絡を取っている。
本件に限らず、脆弱性に関しては公開から平均4.76日後には脅威アクターが悪用を開始しているとのデータもあると同社は指摘。デバイスを最新の状態に保つことはきわめて重要であると警鐘を鳴らし、利用者に対して最新版へ更新するよう求めた。
また同社の発表を受けて、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)も、「FortiGate」の利用者に対して注意を呼びかけている。
利用する対象デバイスの構成を確認し、悪意あるファイルを削除して「FortiOS」を更新するよう求めるとともに、漏洩した可能性がある認証情報をリセットすることを推奨。
またパッチを適用するまで、「SSL-VPN機能」を無効にするなど回避策を実施するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/04/16 )
ツイート
PR
関連記事
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正
ウェブサーバにバックドア、DBの個人情報が窃取被害 - 楽待
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性
「VMware vCenter」にDoS脆弱性 - アップデートをリリース