Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Parquet」の解析モジュールに深刻なRCE脆弱性

列指向のストレージフォーマット「Apache Parquet」の一部モジュールに深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。

データ変換に用いられるモジュール「parquet-avro」のスキーマ解析処理に深刻な脆弱性「CVE-2025-30065」が判明したもの。

信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性で、細工したスキーマを読み込むと、リモートより任意のコードが実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」において、ベーススコアが最高値である「10.0」と評価されている。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」。

開発チームでは、脆弱性を修正した修正版「Apache Parquet 1.15.1」を公開している。

(Security NEXT - 2025/04/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを