「NetScaler ADC/Gateway」既知脆弱性、当初説明にないRCEのおそれ - PoCも
JPCERTコーディネーションセンターは、「NetScaler ADC(旧Citrix ADC)」「NetScaler Gateway(旧Citrix Gateway)」に関する既知の脆弱性「CVE-2026-8452」について悪用のリスクが高まっていることから注意喚起を行った。
「CVE-2026-8452」は、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性。Cloud Software Groupでは、現地時間2026年6月30日にセキュリティアドバイザリを公開。予期しない動作やサービス拒否につながるおそれがある脆弱性として、他5件の脆弱性とともに注意を呼びかけていた。
同社は、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」においてベーススコアを「8.8」、重要度を4段階中、2番目に高い「高(High)」と評価した。一方で米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、「CVSSv3.1」におけるベーススコアを「9.8」とし、「クリティカル(Critical)」相当としていた。
その後、現地時間2026年8月14日にwatchTowrが、同脆弱性に関連すると見られる分析情報を公開。同社は「CVE-2026-8452」との関連について断定せず、疑問符をつけたものの、当初のアドバイザリでは示されていなかった、リモートからのコード実行につながるおそれがある脆弱性であるとの分析結果を公表した。
「NetScaler ADC」や「NetScaler Gateway」を「SAML SP」や「IdP」として構成している場合に、認証を必要とすることなくリモートからroot権限でコードが実行できると報告。ウェブシェルの設置につながる概念実証(PoC)コードも公開している。
(Security NEXT - 2026/08/17 )
ツイート
関連リンク
- watchTowr:You’re Back In The Room (Citrix NetScaler Pre-Auth RCE CVE-2026-8452(?))
- JPCERT/CC:NetScaler ADCおよびNetScaler Gatewayにおけるリモートコード実行につながる脆弱性に関する注意喚起
- CITRIX:NetScaler ADC and NetScaler Gateway Security Bulletin for CVE-2026-8451, CVE-2026-8452, CVE-2026-8655, CVE-2026-10816, CVE-2026-10817, and CVE-2026-13474
- watchTowr
- JPCERTコーディネーションセンター
- Cloud Software Group
PR
関連記事
「NetScaler ADC/Gateway」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「SonicWall Email Security」に脆弱性 - 更新を強く推奨
データベース同期製品「IBM Db2 Mirror for i」に深刻な脆弱性
シークレット管理製品「Vault Secrets Operator」に深刻な脆弱性
「TeamCity」の脆弱性悪用に注意 - 対応状況の確認や侵害調査を
Ciscoがアップデートを事前告知 - 8月19日に修正版を公開予定
GitLab、XSSをはじめ脆弱性13件を解消
「Ivanti EPM」や「Ivanti Neurons for MDM」に脆弱性 - 修正を実施
「OpenSSL」に脆弱性 - 今後のリリースで修正予定
Windows向け「LINE PC版」のインストーラに脆弱性 - 最新版の利用を

