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分散型分析処理データストア「Apache Pinot」に認証バイパスの脆弱性

分散型分析処理(OLAP)データストア「Apache Pinot」に深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。

認証をバイパスできる脆弱性「CVE-2024-56325」が明らかとなった。概念実証コード(PoC)も公開されている。

細工したリクエストによりあたらしいユーザーを追加し、管理者として操作することが可能。開発チームでは、脆弱性の重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

GitHubにおいても、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアが「9.3」、重要度が「クリティカル(Critical)」と評価されている。

脆弱性を修正した「Apache Pinot 1.3.0」が提供されており、利用者に対してアップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2025/04/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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