Ruby向け「SAML」認証ライブラリに脆弱性 - 認証回避のおそれ
CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアを「CVE-2025-25291」「CVE-2025-25292」についてはともに「8.8」、「CVE-2025-25293」を「7.7」と評価。重要度をいずれも「高(High)」とレーティングしている。
開発チームでは、これら脆弱性へ対処した「ruby-saml 1.18.0」「同1.12.4」をリリースした。
SAMLを用いたSSO認証をOmniAuthの認証フローに統合するためのライブラリ「omniauth-saml」についても「ruby-saml」との依存関係があるとしてライブラリの更新を求めた。また「omniauth-saml 2.2.3」「同2.1.3」「同1.10.6」にて修正を実施している。
また同ライブラリを実装しており、調整のもと報告を受けた「GitLab」などからもアップデートのアナウンスが行われている。
(Security NEXT - 2025/03/13 )
ツイート
PR
関連記事
Google、「Chrome 139」をリリース - AIが発見した脆弱性を修正
「Firefox 142」を公開 - 9件の脆弱性を解消
「VMware Tanzu for Valkey」の脆弱性を修正 - 「クリティカル」も
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ