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macOS版「DaVinci Resolve」に権限昇格の脆弱性

Blackmagic Designが提供する動画編集ソフトウェア「DaVinci Resolve」に権限昇格の脆弱性が明らかとなった。

アプリケーションのインストール時に誤ったファイル権限を設定し、macOS環境で権限昇格が可能となる脆弱性「CVE-2025-1413」が明らかとなったもの。ライブラリのハイジャックにより、権限の昇格が可能となる。

ポーランドのCERT Polskaが脆弱性について報告を受けて調整を実施。現地時間2025年2月28日にセキュリティアドバイザリを公開した。共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「9.2」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

「同19.1.3」より以前のバージョンに脆弱性は存在しており、同社は2025年1月20日にリリースしたアップデート「同19.1.3」で同脆弱性を解消したという。

(Security NEXT - 2025/03/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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