「Microsoft Power Pages」に脆弱性、悪用も - 被害者には通知済み
マイクロソフトがクラウドで提供しているウェブサイト作成ツール「Microsoft Power Pages」に脆弱性が判明した。脆弱性の悪用も確認されている。
現地時間2月19日、定例外のセキュリティ更新を公開し、アクセス制御不備に起因する権限昇格の脆弱性「CVE-2025-24989」について明らかにしたもの。
脆弱性を悪用することで権限を昇格させ、ユーザー登録の制限を回避できる。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.2」、重要度は4段階中もっとも高い「緊急(Critical)」とした。
すでに脆弱性の悪用が確認されている。対象となる顧客に対しては、被害を受けた環境を復旧するための情報を提供しているという。
同社は同サービス内で脆弱性の影響をすでに緩和済みであると説明。通知を受けていない場合、脆弱性の影響は受けないとしている。
(Security NEXT - 2025/02/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
「GitHub Enterprise Server」に脆弱性 - アップデートを公開
米CISA、「AMI MegaRAC SPx」や「FortiOS」の既知脆弱性悪用を警告
「Cisco ISE」に深刻な脆弱性、root権限奪取も - 修正版を公開
Dellのストレージ製品「PowerScale OneFS」に深刻な脆弱性
「Cisco Meraki 」にDoS脆弱性 - SSL VPN処理で強制再起動