Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Node.js向けDB操作ライブラリ「Mongoose」に脆弱性

「MongoDB」などのデータベース操作が行えるJavaScriptライブラリ「Mongoose」に脆弱性が明らかになった。アップデートで修正されている。

一部演算子における制御に問題があり、コードインジェクションが可能となる脆弱性「CVE-2025-23061」が確認された。先に修正された「CVE-2024-53900」の修正が不十分だったことに起因するという。

脆弱性を悪用することで任意のJavaScriptを実行することが可能。データベースが不正に操作されたり、システムを侵害されるおそれがある。

CVE番号を採番したMITREでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.0」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

開発チームでは、現地時間1月13日に脆弱性を修正した「同8.9.5」「同7.8.4」「同6.13.6」をリリース。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/01/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「Adobe Commerce/Magento」や「WSUS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ