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保護者の同意書を紛失、小学校職員室の机で保管 - 神戸市

神戸市は、市内小学校において、児童と保護者の氏名などが記載された書類が所在不明となっていることを明らかにした。

同市によれば、入学にあたり2024年4月に保護者から提出された同意書86人分が所在不明となっているもの。12月24日に紛失が判明した。

同書類には、児童と保護者の氏名のほか、学習用パソコンの使用順守事項に関する確認、児童の写真やコメントの学校サイトにおける掲載、作品展への応募出品などに関する同意内容が含まれる。

また57人に関しては、PTAに対する個人情報の提供やPTA会費の徴収に関する同意書も含まれていた。

学年分の書類をとりまとめた教諭は、学校で定められた場所ではなく、職員室内の机で保管していたという。同校は、連絡システム「すぐーる」を通じて対象となる保護者へ経緯を報告し、謝罪した。

また問題の判明を受けて、個人情報を含む書類は個人で保管せず、鍵のかかる規定の場所で保管するとともに、管理職が定期的に文書の管理状況を確認するなど、再発防止に取り組むとしている。

(Security NEXT - 2025/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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