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米当局、Ivanti VPN製品のゼロデイ脆弱性で注意喚起 - 侵害なくとも初期化を

Ivantiが提供する複数のリモートアクセス製品に脆弱性が見つかった問題で、すでに悪用も確認されているとして米当局が注意喚起を行った。侵害が確認されていない場合も、アップデート前に機器を初期化するよう求めている。

「Ivanti Connect Secure」「Ivanti Policy Secure」「Neurons for ZTA Gateways」に脆弱性「CVE-2025-0282」「CVE-2025-0283」が判明したもの。「CVE-2025-0282」に関しては「Ivanti Connect Secure」の一部利用者においてゼロデイ攻撃が確認されている。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は現地時間1月8日、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ「CVE-2025-0282」を追加。米行政機関に対し、同月15日までに対策を講じるよう要請するとともに、同製品の利用者へ広く注意喚起を行った。

「CVE-2025-0282」は、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性。リモートよりコードを実行され、システムを乗っ取られるおそれがある。

Ivantiでは、「Ivanti Connect Secure」向けにアップデートをリリース。「Ivanti Policy Secure」「Neurons for ZTA Gateways」についてはアップデートを準備中で、現地時間1月21日を目処にリリースする予定。

(Security NEXT - 2025/01/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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