Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ivantiのリモートアクセス製品に複数脆弱性 - 「クリティカル」も

Ivantiは、リモートアクセス製品「Ivanti Connect Secure(旧Pulse Connect Secure)」および「Ivanti Policy Secure」に脆弱性が明らかになったとしてアップデートをリリースした。

現地時間12月10日にセキュリティアドバイザリを公開し、5件の脆弱性について明らかにしたもの。「Ivanti Connect Secure」は5件いずれも、「Ivanti Policy Secure」については1件が影響を受けるとしている。

「CVE-2024-11634」は両製品が影響を受けるコマンドインジェクションの脆弱性。管理者権限を持つ場合に、リモートよりコードの実行が可能となる。一方「CVE-2024-11633」は引数インジェクションの脆弱性で、悪用には管理者権限が必要となるが、同じくリモートよりコードの実行が可能となる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアはともに「9.1」と評価されており、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

のこる3件の脆弱性「CVE-2024-37377」「CVE-2024-37401」「CVE-2024-9844」は、CVSS基本値が「7.5」から「7.1」と評価されており、いずれも重要度は「高(High)」とした。

アドバイザリのリリース時点で、脆弱性の悪用は確認されていない。同社は脆弱性を解消した「Ivanti Connect Secure 22.7R2.4」「Ivanti Policy Secure 22.7R1.2」を提供しており、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/12/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

フィッシング契機に第三者が端末操作、個人情報流出か - 共立メンテナンス
ランサム被害で写真や動画が流出、調査を実施 - 横須賀学院
委託調査の関連データが保存されたPCを紛失 - 埼玉県
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
リフト券販売サイトが改ざん、個人情報が流出 - 片品村
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を