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米当局、「Windows」に判明したゼロデイ脆弱性に注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、「Windows共通ログファイルシステム(CLFS)ドライバ」の脆弱性について悪用が確認されているとして注意喚起を行った。

現地時間12月10日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ「CVE-2024-49138」を追加したもの。

問題の「CVE-2024-49138」は、「Windows CLFSドライバ」における権限昇格の脆弱性。ヒープベースのバッファオーバーフローに起因し、ローカル環境から「SYSTEM権限」を取得されるおそれがある。

マイクロソフトが同日公開した月例セキュリティ更新で明らかにした。悪用されているだけでなく、すでに情報も公開済みだという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.8」と評価されており、重要度は4段階中、上から2番目に高い「重要(Important)」とレーティングされている。

同庁は、米国内の行政機関に対して、指定期間内に脆弱性対策を講じるよう促すとともに、広く悪用されるおそれがあるとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/12/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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