「Zabbix」に権限昇格が可能となる深刻な脆弱性 - パッチ適用を
システム監視ソフトウェア「Zabbix」において権限の昇格が可能となる脆弱性が明らかとなった。重要度が「クリティカル」とレーティングされており、アップデートが呼びかけられている。
一部関数にSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2024-42327」が明らかとなったもの。バグ報奨金プログラムを通じて報告を受けた。「同7.0.0」「同6.4.16」「同6.0.31」および以前のバージョンに影響がある。
フロントエンドにおけるデフォルトのユーザーロールを持つか、APIに対するアクセスが可能であるロールを持つ場合に、ネットワーク経由で権限の昇格が可能になるという。
Zabbixは、同脆弱性について共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.9」と評価。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
同社は「同7.0.1rc1」「同6.4.17rc1」「同6.0.32rc1」にて脆弱性を修正。利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/11/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
小学校で教員募集メールを誤送信、メアド流出 - 江戸川区
国民健保の被保険者情報含むUSBメモリを紛失 - 草津市
端末管理システムで誤設定、従業員情報が閲覧可能に - マイナビ
「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
DV被害者情報を保育施設で加害者に誤提供 - 奈良市
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ