Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe InDesign」に定例外パッチ - ただし適用優先度は低

Adobeは、現地時間11月21日にDTPソフト「Adobe InDesign」に定例外パッチをリリースし、脆弱性1件を修正した。

域外メモリを読み込み、メモリリークが生じる脆弱性「CVE-2024-49529」について明らかにし、対応したもの。悪用されると情報漏洩が生じるおそれがある。

同社ではパッチチューズデーにあたる11月12日に「Adobe InDesign」のパッチをリリースし、6件の脆弱性を解消しているが、今回のアップデートでは異なる脆弱性に対処した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「5.5」、重要度は3段階中、2番目にあたる「重要(Important)」とした。同社は実際に悪用された事例はないことを強調している。

同社はWindowsおよびmacOS向けに脆弱性を解消した「ID20.0.1」「ID19.5.1」をリリースした。定例外でのリリースながら、適用優先度はもっとも低い「3」にとどめており、管理者の判断のもと、任意のタイミングで更新するよう求めている。

(Security NEXT - 2024/11/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ウェブサーバにバックドア、DBの個人情報が窃取被害 - 楽待
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性
「VMware vCenter」にDoS脆弱性 - アップデートをリリース
Instagramアカ乗っ取り、フォロワーにDM - ブライダル会社
海外拠点を直接支援するセキュサービスを拡充 - KDDIとラック
「PowerDNS Recursor」にDNSキャッシュポイズニングの脆弱性