V音楽フェスのアカウント侵害、情報流出の可能性 - JVCケンウッド
JVCケンウッドは、同社が主催したバーチャル音楽フェスティバルの関連アカウントが乗っ取り被害に遭った問題で、アンケート回答情報などが流出した可能性があることを明らかにした。
同社によれば、6月に開催したバーチャル音楽イベント「MAGICAL JUKE BOX」に関するGoogleアカウントが不正アクセスを受けたもの。9月24日に判明し、10月2日に事態を公表した。
Googleアカウントが不正アクセスを受けたことで、同アカウントに紐づくYouTubeチャンネルや公式Xアカウントの乗っ取り被害に波及した。
外部協力のもと調査を行った結果、アカウントに紐づく「Gmail」や「Googleドライブ」「Google Maps」「YouTube Creator」「YouTubeサービス」「X」などに対して不正アクセスが行われていた。
このうち「Googleドライブ」には、同イベント開催時のアンケート回答情報が保存されており、流出した可能性があることが判明。「X」のアカウント143人分の性別と年齢層情報などが含まれる。
あわせて「X」のアカウントで受信したダイレクトメールに含まれる個人情報1件も流出したおそれがあることが明らかとなった。
同問題を受けて同社は謝罪。対象者と個別に連絡を取っているが、二次被害の報告はないという。
同社は、SNSアカウントなど個人情報を取り扱う業務において管理体制の強化を図り、従業員に徹底を図ると説明。インシデントへの対応能力についても高め、再発の防止を図るとしている。
(Security NEXT - 2024/11/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ