Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ロードバランサや「PAN-OS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は現地時間11月18日、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に3件の脆弱性を追加した。

米行政機関では、同リストへ追加された脆弱性に対して一定期間内に対策を講じる必要がある。また脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあり、利用者は注意する必要がある。

「CVE-2024-1212」は、Progress Softwareのロードバランサ「Progress Kemp LoadMaster」に判明したOSコマンドインジェクションの脆弱性。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、最高値の「10.0」と評価されていた。現地時間2月7日にリリースされた「LMOS 7.2.59.2」「同7.2.54.8」「同7.2.48.10」で修正されている。

一方「CVE-2024-0012」「CVE-2024-9474」は、Palo Alto Networksのファイアウォールが搭載する「PAN-OS」のウェブ管理インターフェースに判明した脆弱性。

外部から未知の脆弱性について報告を受け、同社では調査を実施していることを明らかにしていたが、現地時間11月18日にアドバイザリを公表。アップデートを提供するとともに、悪用が確認されていることを明らかにしていた。

(Security NEXT - 2024/11/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開