Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

PHPアプリケーションサーバ「Zend Server」に深刻な脆弱性

Perforce Softwareが提供する「PHP」のアプリケーションサーバ「Zend Server」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

同社のセキュリティアドバイザリによると、「同8.5」および「同9.1」より以前のバージョンに「フォーマット文字列インジェクション」の脆弱性「CVE-2024-9129」が明らかとなったもの。現地時間9月18日に報告されたという。

同社では、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアを「9.3」と評価。重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティング。同脆弱性を「同9.1」で修正したと説明している。

ただし、アドバイザリの説明には「同9.2」より以前のバージョンに同脆弱性が見つかったとの記載も存在する。同じアドバイザリ内に記載された「同9.1」までが影響を受けるとする「対象バージョン」の内容と矛盾が見られる。

いずれかの記載が誤っており、今後アドバイザリが訂正される可能性もあるため、引き続き注視していく必要がある。

(Security NEXT - 2024/10/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
メール誤送信で事業所担当者のメアド流出 - やまがた産業支援機構