Mozilla、「Thunderbird」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
Mozilla Foundationは、メーラー「Thunderbird」に深刻な脆弱性が明らかになったとしてアップデートを呼びかけた。すでに悪用も確認されている。
アニメーションタイムラインの処理に判明した解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-9680」の影響を受けることを明らかにしたもの。コンテンツのプロセスにおいてコードを実行されるおそれがあるという。
先にウェブブラウザ「Firefox」が同脆弱性の影響を受けることが公表されており、脆弱性を悪用する攻撃も確認されているという。
メール読み取り時にスクリプトは無効化されており、「Thunderbird」でメールを介して脆弱性を悪用されることはないと説明。ただし、ブラウザなどを通じて開いた場合に悪用されるおそれがある。
開発チームでは、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティング。米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」と評価されている。
「Thunderbird 131.0.1」「同128.3.1」「同115.16.0」にて修正されており、アップデートが呼びかけられている。
(Security NEXT - 2024/10/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
サイクリングイベント参加者へのお礼メールで誤送信 - 栄村
サイトPWなど含む子育て家庭訪問事業の案内を誤送付 - 足立区
複数ECサイトで個人情報流出か、営業は再開 - ユニバーサルミュージック
「SonicWall SMA 100」シリーズに脆弱性 - アップデートが公開
「Progress Flowmon」に脆弱性 - 10月の複数アップデートで修正
WP向けプラグイン「Contact Form CFDB7」に深刻な脆弱性
サイト掲載ファイルに個人情報、紙媒体チェックで気づかず - 一関市
業務用PCが所在不明、端末入替時に紛失か - 日特建設
業務用PCから個人情報流出か、詳細を調査 - JRバス関東
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
