Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Progressのレポートツールに深刻な脆弱性 - アップデートで修正

Progress Softwareが提供するレポートツール「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性が判明した。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。

「同2024 Q3(10.2.24.806)」および以前のバージョンにおいて、外部入力に対する処理に不備があり、攻撃者が用意した悪意あるクラスをロードさせ、任意のコードが実行されるおそれがある「CVE-2024-8015」が判明したもの。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」によるベーススコアは「9.1」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」と評価されている。

同製品に関しては、7月にも信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2024-6327」が判明しているが、異なる脆弱性のため注意が必要。

同社は、最新バージョンとなる「2024 Q3(10.2.24.924)」で脆弱性を修正。利用者にアップデートを実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サポート詐欺で遠隔操作ツールをインストール - 和歌山の休日診療所
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出
「Apache bRPC」に深刻な脆弱性 - 悪意あるJSONでDoSのおそれ
仮想環境を狙うマルウェア「BRICKSTORM」 - 中国政府系攻撃者が悪用
海外子会社にサイバー攻撃、詳細を調査 - FCLコンポーネント