「VMware NSX」に複数の脆弱性 - アップデートが公開
Broadcomは、ネットワーク仮想化製品「VMware NSX」に複数の脆弱性が発見されたとして、セキュリティアップデートをリリースした。
現地時間10月9日にセキュリティアドバイザリを公開し、3件の脆弱性「CVE-2024-38818」「CVE-2024-38817」「CVE-2024-38815」について明らかにしたもの。重要度は4段階中、上から3番目にあたる「中(Moderate)」としている。
「CVE-2024-38817」は、コマンドインジェクションの脆弱性。NSX Edgeコマンドライン・インタフェースにアクセスできる場合、細工したコマンドを実行することで、OSのroot権限を取得することが可能となる。
一方「CVE-2024-38818」はローカル環境における権限昇格の脆弱性。認証済みの攻撃者が他のユーザーグループの権限を取得できる。ともに共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「6.7」。
さらになりすましの脆弱性「CVE-2024-38815」へ対処した。細工したURLの誘導先で機密情報が漏洩するおそれがある。CVSS基本値は「4.3」としている。
(Security NEXT - 2024/10/10 )
ツイート
PR
関連記事
「Firefox 140」がリリース - 脆弱性13件を解消
「FortiOS」などFortinet複数製品に脆弱性 - アップデートを
個情委、学校の個人情報事故に注意喚起 - 紛失が5割弱、ICT化の影響も
「Cisco ISE」に深刻な脆弱性、root権限奪取も - 修正版を公開
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
企業や団体宛ての同報メール件名にメールアドレスを誤記載 - 佐賀県
避難行動要支援者名簿が所在不明、差替時に判明 - 一関市
MDMサーバから従業員情報流出、削除データも - ジブラルタ生保
公開ファイルの個人情報非開示処理でミス - 階上町
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因