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「Ivanti CSA」にゼロデイ脆弱性 - 既知脆弱性と連鎖させた攻撃

「Ivanti Cloud Services Appliance(CSA)」にゼロデイ脆弱性が判明した。先に明らかとなった脆弱性と組み合わせて悪用されていたという。

ウェブコンソールにOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-9380」が存在。さらにパストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-9381」、SQLインジェクションの脆弱性「CVE-2024-9379」が明らかとなった。

いずれも悪用には管理者権限が必要とされており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアを見ると、「CVE-2024-9380」「CVE-2024-9381」についてはともに「7.2」。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。

また「CVE-2024-9379」はCVSS基本値を「6.5」、重要度を「中(Medium)」とした。

これら脆弱性は、「CVE-2024-8963」や「CVE-2024-8190」を調査する過程で判明した。「同4.6」が稼働する環境で「CVE-2024-8963」と組み合わせ、悪用されていたという。

(Security NEXT - 2024/10/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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