「Firefox 131」が公開 - 脆弱性13件を解消
Mozilla Foundationは現地時間10月1日、ブラウザの最新版となる「Firefox 131」をリリースした。
今回のアップデートでは、タブのプレビュー表示など新機能を追加したほか、CVEベースで13件の脆弱性に対応した。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
修正された脆弱性を見ると、重要度が上から2番目にあたる「高(High)」とされる脆弱性が7件。
サイト分離を回避し、クロスオリジンのページやPDF、JSONコンテンツにアクセスが可能となる「CVE-2024-9392」「CVE-2024-9393」「CVE-2024-9394」に対応。メモリ破壊の脆弱性などを修正した。
このほか、1段階低い「中(Moderate)」とされる3件、「低(Low)」とされる3件に対処した。
あわせて延長サポート版「Firefox ESR 128.3」「Firefox ESR 115.16」を提供しており、それぞれ11件、4件の脆弱性に対応している。「Firefox 131」にて修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2024-9391
CVE-2024-9392
CVE-2024-9393
CVE-2024-9394
CVE-2024-9395
CVE-2024-9396
CVE-2024-9397
CVE-2024-9398
CVE-2024-9399
CVE-2024-9400
CVE-2024-9401
CVE-2024-9402
CVE-2024-9403
(Security NEXT - 2024/10/02 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
無関係の顧客情報が小売電気事業者から閲覧可能に - 九電送配電
「Firefox 138」がリリース - 複数の脆弱性を修正
一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス