洋菓子店のオンライン通販サイトが不正アクセス被害
神戸発祥の洋菓子店「アンテノール」のオンラインショップが不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報などが流出し、不正に利用された可能性があることがわかった。
同サイトを運営するエーデルワイスによれば、システムの脆弱性を突く不正アクセスを受け、決済アプリケーションを改ざんされたもの。不正なコードを挿入され、顧客が注文フォームへ入力した情報を窃取された。
2021年6月17日から2024年5月19日にかけて同サイトでクレジットカード決済を利用した顧客7018人に関するクレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードのほか、メールアドレス、パスワード、電話番号などを第三者によって窃取された可能性がある。
2024年5月21日に外部機関からの指摘により問題が判明した。同社が運営するベルギーチョコレートの通信販売サイト「ヴィタメール オンラインショップ」についても同様に個人情報を抜き取られる被害が判明している。
同社は翌22日に警察、同月31日に個人情報保護委員会へ報告。7月22日に調査を終えており、同社では8月28日より顧客へメールや書面を通じて個別に連絡を行い、身に覚えのない請求が行われていないか注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/08/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Pythonの「tarfile」モジュールにサービス拒否の脆弱性
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正
こども園で園児情報含む教員用資料をアプリで誤配信 - 目黒区
フォームの設定不備、WS申込者情報が閲覧可能に - 東大付属中
大阪府サイトで公開したIR資料に個人情報を誤掲載 - 大阪市
ウェブサーバにバックドア、DBの個人情報が窃取被害 - 楽待
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件