ファイル転送製品「FileCatalyst Workflow」に深刻な脆弱性
ウェブベースで大容量ファイルの共有や配布が行えるFortraのファイル転送ソリューション「FileCatalyst Workflow」に複数の脆弱性が判明した。「クリティカル」とされる脆弱性も含まれる。
セットアップ用に提供したHSQLデータベースにおいてデフォルトで設定されている認証情報が、同社解説ページ上で公開されている脆弱性「CVE-2024-6633」が判明したもの。
同社は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。
同データベースは、インストールを支援するために用意していたもので、本番環境での使用を想定していないと説明。すでに提供が中止されているという。
一方、ユーザーが代替となるデータベースを設定せず、同データベースを利用していた場合、同脆弱性によってリモートより認証なしに同データベースへアクセスでき、管理者権限を持つユーザーを追加することなども可能になる。
(Security NEXT - 2024/08/28 )
ツイート
PR
関連記事
海外子会社でランサム被害、情報流出など影響を調査 - 富士電機
アイ・オー製ルータ「UD-LT1」などに脆弱性 - すでに悪用も
「Veeam Backup & Replication」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「Chrome」にセキュリティアップデート - 4件の修正を実施
米CISA、ファイル共有ツールなどの脆弱性3件を悪用リストに追加
「Cisco ASA」のウェブVPNログインページ脆弱性 - 攻撃試行を確認
プロバイダ向け「Veeam Service Provider Console」に深刻な脆弱性
11月は脆弱性22件の悪用に注意を喚起 - 米当局
NEC製ルータ「UNIVERGE IXシリーズ」に複数の脆弱性
別会員の購入情報が記載されたメールを誤送信 - FC東京