Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサム被害、侵入経路はVPNの脆弱性 - オイレス工業

軸受機器や免震装置の製造を手がけるオイレス工業は、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受けた問題で調査結果を明らかにした。

同社では、サーバでランサムウェアによる被害が発生していることを6月7日に確認。事態を公表するとともに、外部協力のもと、原因調査や復旧作業を進めていた。

同社は、今回のサイバー攻撃で同社グループ内のVPN機能に存在した脆弱性が侵入に悪用されたと説明。サーバのファイルを暗号化されるといった被害が発生した。

調査の結果、外部へ流出した可能性があるデータに顧客に関するデータは、含まれていないとしている。外部における情報の流通なども確認されていない。

同社は、サーバや端末にマルウェアが含まれていないことを確認。「EDR」を導入するなど、グループ全体で監視体制や認証方法の強化など、再発防止に向けた取り組みを進めている。

サーバやネットワーク、システムについては概ね復旧した。また従来の報告どおり生産活動については影響を受けておらず、出荷業務を含めて通常どおり業務を行っている。

(Security NEXT - 2024/08/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み