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元従業員が顧客情報を持出、DM送付に利用 - 東急リバブル

不動産仲介会社の東急リバブルは、元従業員が顧客情報含む社内資料を誓約書に反して持ち出し、不正に利用していたことを明らかにした。

同社によれば、元従業員が同業他社へ転職するにあたり、顧客情報含む社内資料を不正に持ち出し、利用していたもの。

東京都港区にある一部マンションの不動産登記簿に記載されている所有者情報をリスト化した社内資料で、2万5406人に関する氏名、住所、所有マンション名、部屋番号、所在地などの情報が含まれる。

元従業員は、退職にあたり機密保持に関する誓約書を提出していたが守らずにデータを持ち出し、その一部をダイレクトメールの送付に利用していた。

問題発覚後、同社では元従業員のパソコンを調べ、持ち出したデータを削除したことや、ダイレクトメールの送付以外にデータを利用していないこと、外部へ流出させた履歴がないことなどを確認したとしている。

(Security NEXT - 2024/08/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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