Chromeのアップデートが公開 - セキュリティ関連で24件の修正
Googleは、同社ブラウザの最新版「Chrome 127」をリリースした。24件のセキュリティに関する修正を行ったという。
WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 127.0.6533.73」「同127.0.6533.72」、Linux向けに「同127.0.6533.72」をリリースしたもの。今回のアップデートでは、機能の見直しやバグの対応のほか、セキュリティに関する24件の修正を実施している。
またCVEベースで16件の脆弱性に対処したことを明らかにした。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は5件。「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-6988」「CVE-2024-6989」「CVE-2024-6991」のほか、域外メモリへアクセスする「CVE-2024-6992」、実装不備の脆弱性「CVE-2024-6993」を修正している。
重要度が1段階低い「中(Medium)」とされる8件、「低(Low)」とされる3件をあわせて解消した。
同社では今後数日から数週間をかけてこれらアップデートを展開していく予定。今回修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2024-6988
CVE-2024-6989
CVE-2024-6991
CVE-2024-6992
CVE-2024-6993
CVE-2024-6994
CVE-2024-6995
CVE-2024-6996
CVE-2024-6997
CVE-2024-6998
CVE-2024-6999
CVE-2024-7000
CVE-2024-7001
CVE-2024-7003
CVE-2024-7004
CVE-2024-7005
(Security NEXT - 2024/07/24 )
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