Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache CloudStack」でSAML認証をバイパスされるおそれ

クラウドコンピューティングプラットフォーム「Apache CloudStack」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「SAML認証」を有効にした環境において、署名のチェックを強制しない脆弱性「CVE-2024-41107」が明らかとなったもの。

ユーザーアカウントを推測し、署名のない偽装したSAML応答で認証をバイパスすることが可能となる。重要度は、4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」としている。

開発チームは、現地時間7月19日にリリースした「同4.19.1.0」「同4.18.2.2」にて同脆弱性を修正した。同バージョンへアップデートするか、「SAML認証プラグイン」を無効にするよう求めている。

(Security NEXT - 2024/07/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加