Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個人情報入力するフォームで設定ミス、謝罪時に誤送信も - 岐薬大

岐阜薬科大学は、オープンキャンパスの参加申込者に関する個人情報が第三者によって閲覧可能となっていたことを明らかにした。謝罪時にメールの誤送信事故も発生したという。

2024年度のオープンキャンパスで申し込みフォームに「Googleフォーム」を利用したところ設定ミスが発生したもの。6月20日12時より翌21日10時40分ごろにかけて、他申込者に関する個人情報を閲覧できる状態だった。

フォームには参加申込者320人分の情報が登録されており、申し込み後に表示されるリンクへアクセスすると最大100人分の情報を閲覧することが可能だった。氏名や電話番号、高校名が含まれるが、各情報の紐づけはされていなかったとしている。

同大では対象となる320人にメールで事情を報告するとともに謝罪。メールを送信できなかった23人に対して再度メールを送信した際、受信者間にメールアドレスが流出した。

自動的にBCCで送信される機能が適用されると勘違いし、宛先に入力してしまったという。

今回の問題を受け、同大ではフォームの設定を変更。事務処理においてチェック体制を強化し、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2024/07/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起