東芝テックや沖電気の複合機、脆弱性43件が明らかに
東芝テックや沖電気が提供する複合機に脆弱性が明らかとなった。リモートよりコードを実行される脆弱性など多岐にわたっている。
OSコマンドインジェクション、パストラバーサル、認証の欠如や回避、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性をはじめ、パスワードや認証情報の管理における問題、平文による通信など、あわせて43件にのぼる脆弱性が明らかとなった。
両社ではセキュリティアドバイザリを公開。影響を受けるモデルをアナウンスしており、東芝テックでは103モデル、沖電気では2モデルを対象としている。
リモートよりコードの実行が可能となるAPIに判明したOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-27172」をはじめ、6件の脆弱性については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「9.8」、重要度が「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
ただし、権限昇格の脆弱性「CVE-2024-27143」、パストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-27144」「CVE-2024-27145」「CVE-2024-27173」「CVE-2024-27174」など、「CVE-2024-27172」以外の5件については、単独で悪用することは困難とし、悪用にあたり他脆弱性と組み合わせる必要があるとして、実際のスコアは低くなるとしている。
(Security NEXT - 2024/06/21 )
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