Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

SonicWall製機器の「VPN」などにDoS脆弱性 - アップデートで修正

SonicWall製のネットワーク機器が搭載する「SonicOS」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「SSL-VPN」コンポーネントでは、リモートよりサービス拒否を引き起こすことが可能となるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2024-29013」が明らかとなった。

またリモートよりHTTPサーバのサービス拒否を引き起こすことが可能となるスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2024-29012」も判明している。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、「CVE-2024-29013」が「5.3」、「CVE-2024-29012」が「4.9」と評価されている。重要度はともに「中(Medium)」とした。

同社は、「SonicOS 7.1.1-7058」にてこれら脆弱性を修正。現地時間6月20日の時点で脆弱性の悪用や実証コードの公開などは確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2024/06/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ