Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

医療ユニフォームメーカーの通販サイトに不正アクセス - 個人情報が流出

医療ユニフォームの製造、販売を手がけるアルファユニは、通信販売サイトが不正アクセスを受け、個人情報が流出し、クレジットカード情報を不正に利用された可能性があることを明らかにした。

同社によれば、ウェブサイトに脆弱性が存在し、注文に見せかけた攻撃によって第三者によりシステムを改ざんされる被害に遭ったという。

2月13日までに同サイトにおいて会員登録をした3126人の氏名、住所、電話番号、性別、メールアドレス、団体名、注文情報が流出した可能性がある。

また2021年5月21日から2024年1月2日にかけて、同サイトでクレジットカード決済を利用した1054人についてはクレジットカードの番号、有効期限、セキュリティコード、ログインに用いるメールアドレス、パスワード、電話番号についても流出した可能性がある。

1月18日に警察より情報流出の可能性があるとの連絡があり問題が発覚。同日カード決済を停止した。同月24日に個人情報保護委員会へ報告、2月7日に被害を申告している。

外部事業者による調査は3月14日に終えた。対象となる顧客に対しては6月17日よりメールで事情の説明と謝罪を行っており、身に覚えのない請求が行われていないか確認を求めるとともに、ログインパスワードを再設定するよう求めている。

ウェブサイトの再開は7月を予定しており、決定次第サイト上で告知するとしている。

(Security NEXT - 2024/06/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
国勢調査員が書類紛失、外部持出なしと説明 - 生駒市
県立校文化祭、事前登録者への案内メールで誤送信 - 埼玉県
KDDIとNEC、セキュリティ分野で合弁会社United Cyber Forceを設立
マルウェアの挙動をリアルタイム監視するOSSを公開 - JPCERT/CC