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教員がフィッシング被害、侵害アカウントからさらなる攻撃 - 明治薬科大

明治薬科大学は、教員が使用するクラウドサービスのメールアカウントが不正アクセスを受け、同教員をかたるフィッシングメールが送信されたことを明らかにした。メールを受信した学生などに被害が広がったという。

同大によれば、同大教員がフィッシングサイトで「ID」や「パスワード」を詐取され、5月25日に「Microsoft 365」のアカウントに対してなりすましによる不正アクセスが行われたもの。

さらに同月28日0時ごろ、同アカウントより同教員をかたった5675件のフィッシングメールが、学生や卒業生、教職員などに対して送信された。

フィッシングメールを受信した約30人の学生が信用してしまい、メールアドレスとパスワードをフィッシングサイトに入力してしまったという。

フィッシングメールについて指摘を受けた同教員は同日早朝にパスワードを変更。同日午後には「Microsoft 365」に対する海外からのログインを遮断するなど対策を講じた。不正アクセスにともなうOutlook以外の操作ログは見つかっていないとしている。

(Security NEXT - 2024/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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