Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

積水ハウスの会員サイトで個人情報流出 - 過去使用ページから

積水ハウスは、ウェブサイトがサイバー攻撃を受け、個人情報約28万件が流出したことを明らかにした。流出したデータにはパスワードも含まれており、他サービスで使いまわしている場合は変更するよう呼びかけている。

同社の住宅オーナー向け会員サイト「積水ハウス Netオーナーズクラブ」が侵害されたもの。5月21日にサーバの運営を委託している事業者よりアクセス数が急増し、高負荷の状況が続いていると報告を受け、調査を行ったところ情報流出が判明した。

2008年から2011年に実施した同サイトのフォトギャラリーで使用したページのセキュリティ設定に不備が存在。データベースより情報を窃取された。

顧客10万8331人に関するログインIDやパスワード、メールアドレスが被害にあった。くわえて46万4053人についても流出したおそれがある。

さらに同社グループの従業員や協力会社のスタッフなど18万3590人分のメールアドレスや同社システムのログインパスワードなどが流出。7万2194人についても流出の可能性がある。

同社では5月23日午前にウェブサイトの運用を停止。個人情報保護委員会へ報告するとともに、警察に相談した。顧客に対しても順次報告し、パスワードを他所で使い回している場合は変更するよう呼びかける。

(Security NEXT - 2024/05/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Veeamのデータ復元調整ツールに脆弱性 - 乗っ取りのおそれ
KADOKAWA関連の複数サイトで障害 - 「ニコ動」16日まで配信中止
Adobe10製品に脆弱性、CVSS基本値が最高値も
Windows環境の「PHP」脆弱性、ランサムの標的に - 他脆弱性にも注意
「Interop Tokyo 2024」が開催中 - 「ShowNet」も人気、ケーブル総距離32キロ超
Interop Tokyoの「Best of Show Award 2024」が発表
従業員のメールアカウントに不正アクセス - 日経BP
グリコ、6月下旬より冷蔵品の出荷を順次再開
悪用確認されたPHPの脆弱性などに注意喚起 - 米当局
Palo Altoがアドバイザリ4件を公開 - 「Cortex XDR」などに脆弱性