Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サーバ運用監視ソフト「Cacti」にアップデート - 複数脆弱性を修正

オープンソースのサーバ運用監視ソフト「Cacti」の開発チームは、新版となる「同1.2.27」をリリースした。複数のバグや脆弱性を修正している。

重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性「CVE-2024-25641」をはじめ、あわせて9件の脆弱性に対応した。

「CVE-2024-25641」は、パッケージのインポート機能に明らかとなった脆弱性。同機能の権限を持つユーザーによって、ウェブサーバ上で任意のPHPコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」と評価されている。

このほか、重要度が2番目に高い「高(High)」とされる2件、1段階低い「中(Moderate)」とされる6件を修正している。

開発チームでは、セキュリティに関する修正が含まれているため、できるだけ早急にアップデートするよう呼びかけている。今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-25641
CVE-2024-29894
CVE-2024-31443
CVE-2024-31444
CVE-2024-31445
CVE-2024-31458
CVE-2024-31459
CVE-2024-31460
CVE-2024-34340

(Security NEXT - 2024/05/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム攻撃、リモートアクセス機器経由で侵入 - サンリオ関連会社
サンリオ関連会社でランサム被害 - 個人情報が流出した可能性
「FortiSIEM」に深刻なRCE脆弱性 - 実用的な悪用コードも
米当局、「IE」「Excel」「WinRAR」の脆弱性悪用に注意喚起
Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消
「Chrome」にアップデート - 6件のセキュリティ修正
Adobe、13製品にセキュリティパッチ - 脆弱性68件に対応
MS、8月の月例セキュリティ更新で100件以上の脆弱性に対応
「WinRAR」に深刻な脆弱性 - ゼロデイ攻撃で判明
ビジネス交流会サイトに攻撃試行 - 攻撃遮断も一時閉鎖