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「Triton Inference Server」や「ChatRTX」の脆弱性を修正 - NVIDIA

NVIDIAは、セキュリティアドバイザリを公開し、「Triton Inference Server」や「NVIDIA ChatRTX」の脆弱性について明らかにした。アップデートを提供している。

ディープラーニングモデルにおける推論処理を行う「Triton Inference Server(旧TensorRT Inference Server)」に関しては、現地時間4月30日にアドバイザリを公開。3件の脆弱性に対処したことを明らかにした。

「CVE-2024-0087」は、ログの場所を任意のファイルに設定できる脆弱性。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.0」、重要度はもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

あわせて重要度が「中(Medium)」とされる「CVE-2024-0088」「CVE-2024-0100」に対処した。脆弱性によって影響を受けるバージョンは異なるが、いずれもLinux版に影響があり、同社は脆弱性を修正した「同24.04」を提供している。

また現地時間5月1日、Windows上で動作するAIチャットボットアプリ「NVIDIA ChatRTX」に関する3件の脆弱性について明らかにした。

(Security NEXT - 2024/05/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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