「東京ガス」装うフィッシング - 「対応しないと供給停止」と不安煽る
「東京ガス」を装うフィッシング攻撃が確認されている。フィッシング対策協議会が注意喚起を行った。
請求料金の通知メールに見せかけ、フィッシングメールを送信しているもの。支払期限などとしてメールを送りつけた当日の日時を記載しており、期限内に料金の支払いを完了しなければ、供給を停止するなどとして不安を煽っていた。
偽メールより誘導したフィッシングサイトでは、1カ月あたりガス料金が1310円などとでたらめな金額を記載。3日間の延滞料金を支払っていないなどとして、料金支払いサイトに見せかけ、クレジットカード情報を入力するよう求めていた。
メールには、英語で滞納を意味する「delinquent(デリンクエント)」を誤表記したと見られる「支払いの詳細リンクエント」といった表現が見られる。またサイトにも「72時間以上経過するとガスのリスクがあります」などと不自然な言い回しが見られた。
フィッシングサイトへ誘導するためのURLは複数確認されており、著名な短縮URLサービスなども悪用している。
4月24日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシングサイトに注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/04/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意