Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

権限ない学生が教務システムで個人情報を閲覧可能に - はこだて未来大

公立はこだて未来大学は、教務システムにおいて学生が本来閲覧できない個人情報を閲覧、取得できる状態だったことを明らかにした。

同大によれば、教務システムにおいて権限がないにも関わらず、教職員や学生に関する個人情報を閲覧できる状態となっていたもの。

教職員の氏名や教職員コード488件、卒業生の氏名および学籍番号6120件、学納金納付者の氏名、納付者番号1万1425件、受験者の氏名、受験番号、学納金納付者番号最大100件などが対象となる。

教務システムと連携するアプリを開発する過程で問題が生じたもので、2月29日に学生から教員に報告があり判明した。

教務システムのパッケージに脆弱性が存在し、ログインした状態でブラウザよりURLを直接指定することで教務システムとの連携機能が実行され、閲覧権限のないユーザーからもデータを閲覧できる状態だったという。

同大ではシステムの不具合を修正。情報が外部に流出した形跡はなく、被害の報告なども寄せられていないとしている。

(Security NEXT - 2024/04/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意