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CData製の複数データ連携ツールに脆弱性 - アップデートを

「CData API Server」をはじめ、CData製の複数ソフトウェアに認証を回避して操作を行うことが可能となる脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

「CData API Server」と「CData Connect」には、認証なしにアプリケーションの管理者としてアクセスが可能となるパストラバーサルの脆弱性が明らかとなった。

デフォルトで用意されている組み込みのウェブサーバ「Jetty server」で動作させている場合に影響があり、それぞれ「CVE-2024-31848」「CVE-2024-31849」が採番されている。

脆弱性を報告し、CVE番号を採番したTenableは、いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」と評価、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

また「CData Arc」では「CVE-2024-31850」、「CData Sync」には「CVE-2024-31851」が明らかとなった。悪用されると機密情報が流出するおそれがあり、CVSS基本値をともに「8.6」とした。重要度は「高(High)」。

(Security NEXT - 2024/04/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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