Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サイトに不正アクセス、テスト環境でPW窃取される - 日水コン

水道インフラに関するコンサルティングサービスを提供する日水コンは、不正アクセスにより同社コーポレートサイトが改ざんされ、意図しないメールが送信される被害に遭ったことを明らかにした。個人情報が流出したおそれもある。

同社によれば、コーポレートサイトが侵害されたことが1月28日に判明。同日サイトを閉鎖し、外部協力のもと調査を行ったところ、ウェブページの改ざんやメールの大量送信が行われたことが明らかとなった。

また2016年10月から2024年1月にかけて問い合わせフォームより入力された顧客の氏名、会社名、部署名、電話番号、メールアドレス、問い合わせ内容など個人情報が流出した可能性もある。4月2日の時点で、外部における情報の流通や被害の報告などは確認されていない。

動作検証用のテスト環境に対するアクセス試行を通じてログインアカウントとパスワードを窃取され、公開している本番環境に対して不正アクセスが行われたという。

今回の事態を受けて同社は謝罪。セキュリティ体制を強化し、再発防止に取り組むとしている。

(Security NEXT - 2024/04/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール誤送信で会員のメアド流出 - 不動産ファンド運営会社
ファイル共有設定ミスで意図せずCC送信 - メアド閲覧可能に
個人情報含むPCで侵害確認、影響を調査 - 小樽商科大同窓会
ウェブ問合フォームの入力情報が外部流出 - 川本製作所
サーバに攻撃の痕跡、一部情報流出を確認 - 人材サービス事業者
フィッシング報告が減少、URLは9%増 - 4分の3超が独自ドメイン
2025年3Qのネット銀不正送金被害 - 件数、金額ベースともに7割減
2025年3Qクレカ番号盗用被害、3年ぶりに100億円を割り込む
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
高校で1クラス分の出席簿が所在不明に - 神奈川県