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労務管理クラウドシステムでアクセス権の設定ミス - 個人情報が流出

カオナビの子会社であるワークスタイルテックにおいて、人事労務管理サービスのストレージサーバの設定にミスがあり、個人情報が外部へ流出したことがわかった。2020年以降、設定ミスの状態にあったという。

同社が提供するアルバイト従業員の労務管理が行えるクラウドサービス「WelcomeHR」において、外部より個人データを閲覧できる状態が発生し、外部に流出していたことが明らかとなったもの。

3月22日に調査を実施していたところ、ストレージサーバのアクセス権限設定に誤りがあることが判明した。

設定ミスにより、2020年1月5日から2024年3月22日にかけて外部よりアクセスが可能だった。その後の調査で2023年12月28日から翌29日にかけて第三者がファイルをダウンロードしていたことが確認されている。

16万2830人分の個人データがアクセス可能となっており、このうち15万4650人分がダウンロードされた。氏名、性別、住所、電話番号のほか、マイナンバーカードをはじめ、アップロードされた身分証明書や履歴書などの画像も含まれる。

(Security NEXT - 2024/03/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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