「Chromium」の深刻な脆弱性、すでに悪用済み - 「MS Edge」も緊急更新
ブラウザ「Chromium」に複数の脆弱性が判明したが、一部脆弱性がすでに悪用されていることがわかった。影響も大きく、「Chrome」や「Microsoft Edge」をはじめ、「Chromium」をベースとするブラウザでは注意が必要だ。
グラフィックスライブラリ「ANGLE」に判明した解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-2883」が悪用されていることが明らかとなったもの。
Googleは、現地時間3月26日に「Chrome 123.0.6312.87」「同123.0.6312.86」をリリースし、同脆弱性を含む脆弱性4件を修正した。
「CVE-2024-2883」については、重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティング。3月3日に報告を受けたとし、発見者へ報奨金が贈られるとしているが、アドバイザリで悪用に関する言及はなかった。
一方マイクロソフトは翌27日、Chromiumチームより「CVE-2024-2883」の悪用について報告を受けたことを明らかにし、「Chromium 123.0.6312.87」「同123.0.6312.86」がベースとなる「Microsoft Edge 123.0.2420.65」を同日リリースし、脆弱性へ対処した。
(Security NEXT - 2024/03/28 )
ツイート
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開