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2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増

「識別符号提供(助長)行為」が13件10人、「識別符号取得行為」が11件8人、「識別符号保管行為」が7件6人、「識別符号不正要求行為」が3件2人だった。

検挙された事件における手口を見ると、「識別符号窃用型」が475件、「セキュリティホール攻撃型」が12件。

さらに「識別符号窃用型」について具体的な内容を見ると、「利用権者のパスワードの設定、管理の甘さにつけ込んで入手」が42.7%、「識別符号を知り得る立場にあった元従業員や知人などによる犯行」が14.3%となっている。

「利用権者からの聞き出し、または覗き見(8.4%)」「他人から入手(7.6%)」「フィッシングサイトより入手(2.1%)」「インターネット上に流出、公開されていた識別符号を入手(0.4%)」と続く。

識別符号窃用型の不正アクセスにおいて対象とされたサービスを見ると、「オンラインゲーム、コミュニティサイト」が49.3%。「社員、会員用の専用サイト」が17.3%、「インターネットショッピング」が7.4%、「インターネットバンキング」が6.1%だった。

(Security NEXT - 2024/03/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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