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Cisco、「IOS XR」に関するセキュリティアドバイザリ7件を公開

Cisco Systemsは、現地時間3月13日に7件のセキュリティアドバイザリを公開した。「Cisco IOS XR Software」に関する複数の脆弱性を修正している。

今回公開されたアドバイザリは、いずれも同社機器に実装されているOS「Cisco IOS XR Software」の脆弱性に関するもので、あわせて8件の脆弱性に対応した。

重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされるアドバイザリはなく、3件については2番目に高い「高(High)」とレーティングしている。

具体的に見ると、「SSH」の処理で権限昇格が生じる「CVE-2024-20320」や、レイヤー2サービスにおいてサービス拒否が生じる脆弱性「CVE-2024-20318」、「ASR 9000シリーズ」の「PPPoE」にてサービス拒否が生じる「CVE-2024-20327」などが含まれる。

のこる4件のアドバイザリについては、1段階低い「中(Medium)」とした。脆弱性によって影響を受ける「Cisco IOS XR Software」のバージョンは異なり、修正されたバージョンへ更新するよう求めている。

今回公開したアドバイザリで対応した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-20262
CVE-2024-20266
CVE-2024-20315
CVE-2024-20318
CVE-2024-20319
CVE-2024-20320
CVE-2024-20322
CVE-2024-20327

(Security NEXT - 2024/03/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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