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民生委員の改選書類など紛失、誤廃棄の可能性 - 川崎市

神奈川県川崎市は、民生委員や児童委員の候補者に関する個人情報が記載された公文書を紛失したことを明らかにした。

同市によれば、文書の管理状況を確認したところ、2023年12月27日に2013年度の「民生委員一斉改選書類」が所在不明であることが判明した。また2015年度の「重要な清掃等委託関係書類」についても所在がわからないという。

「民生委員一斉改選書類」には、民生委員や児童委員の候補者269人に関する氏名、性別、年齢、職業、配偶者の有無、世帯人員、適格要件、活動状況などが記載されていた。

また「重要な清掃等委託関係書類」には、委託契約書および関連財務書類に関わる法人1社の代表者の印影、口座情報などが含まれる。

いずれも10年間の保存が定められており、外部へ持ち出すことがないことから、誤って廃棄した可能性が高いと説明。同市では、対象となる関係者に説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2024/03/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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