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J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も

また電子契約サービスを展開する「DocuSign」からのファックス受信通知を装ったフィッシング攻撃なども報告されている。

Microsoftアカウントの認証情報を詐取する目的だったと見られ、複数の手法を用いてセキュリティ製品による検知を回避していた。

具体的には、実在する組織のメールアカウントから送信されており、正規のメールと見せかけるために別のメールから文面を流用。

さらに「Unicode」の制御文字を単語中に挿入することで、受信者の視覚的な不自然さを感じさせずに定義ファイルによる検知を回避していた。

くわえてリンクで誘導する際には、異なる方法を用いた複数回のリダイレクトで正規サービスのURLなどを経由させたり、フィッシングサイトで「CAPTCHA認証」なども悪用することで、検知を逃れようとしていたという。

(Security NEXT - 2024/03/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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