【更新】「VMware ESXi」など複数製品に脆弱性 - 重要度「クリティカル」
VMwareは、同社の仮想化ソフトウェア「VMware ESXi」「VMware Workstation」「VMware Fusion」のセキュリティアップデートをリリースした。いずれの環境についても重要度を「クリティカル」としており、重要度が高いことからサポートが終了した「ESXi 6.7」「同6.5」向けにもパッチを用意している。
製品によって影響を受ける脆弱性は異なるが、あわせて4件の脆弱性が明らかとなった。いずれも外部に非公開で報告を受けたという。
個々の脆弱性で見た場合、重要度がやや低くなる場合もあるが、組み合わせた場合の影響を踏まえると、いずれの製品においても重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」と評価している。
「CVE-2024-22252」「CVE-2024-22253」は、USBコントローラにおいて解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性。悪用にはローカル管理者権限が必要となるが、仮想マシンのプロセスとしてホスト上でコードを実行されるおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは製品によって異なり、「VMware Workstation」「VMware Fusion」については「9.3」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とした。「VMware ESXi」では、コードの実行がサンドボックス内にとどまることから、CVSS基本値を「8.4」、重要度を1段階低い「重要(Important)」としている。
(Security NEXT - 2024/03/06 )
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